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新型コロナウィルスでNYダウ大幅下落のなぜ?

「NYダウ、過去最大の下落=新型肺炎懸念、1190ドル下げ」

 

こんなニュースが本日入ってきました。

 一応、「お金の勉強」につなげようと思いますが、全然話は変わって。。。

 

風が吹けば桶屋が儲かるという言葉をご存じでしょうか。

 

なんとなく私が大学生だったときに、本屋でこの解説を書いた本を読んで面白いな・・・なんて思ったワケですが、今でもその内容を覚えています。

江戸時代の頃の話なのかな?

 

「風が吹いて砂埃が舞い上がり、それで目を悪くする人が増える。目が悪くなる人が増えると三味線を習う人が増える。三味線を習う人が増えると三味線に使う猫の皮が不足するので街から猫がいなくなり、ねずみが増える。ねずみが増えると食べ物が少なくなって民家の家にねずみが入り込み風呂の桶をかじる。そして、桶屋が儲かる」

 

実際に昔は三味線の猫の皮が使われていたみたいですし、目が悪くなって三味線を習う人が増えるって耳なし芳一みたいなイメージなんですかね。

 

「一見関係のなさそうなことが実はすべて繋がっている。」

 

そんな意味合いらしいですが。。。

まあ、20年以上前の話が今でも鮮明に頭に残っているくらいですから、それくらい当時の私のとっては面白く感じたのでしょうね。

 

余談が長くなりましたが、これがそのままマーケットの話に繋がります。

マーケットとは簡単に書けば株など投資の話に繋がるという意味です。

 それらが私が勝手に考える「お金の勉強」という意味合いになるのですが。。。

 

話しは戻ってNYダウ下落の話。

新型コロナウィルスの影響が世界経済にまで影響を及ぼすのではないか?と疑念が高まっているワケですね。

 ちなみに私だったらこういったニュースをチェックします。

 

□安全資産である米国債に資金が向かい、10年債利回り<US10YT=RR>は3日続けて低下し、1.241%と過去最低。

新型コロナウイルス対策として米連邦準備理事会(FRB)が利下げをするとの見方が強まった。

□〔NY金市況・詳報〕続伸=新型コロナの経済的影響懸念(27日)

□27日のニューヨーク原油先物相場は5営業日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが前日比1.64ドル安の1バレル=47.09ドルで終えた。2019年1月以来約1年1カ月ぶりの安値。肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染の世界的な拡大で景気が悪化し、エネルギー需要が減少するとの懸念が一段と強まったことから売りが優勢となった。

 

お金というのは常に「有利なモノ」へ逃げ込むモノ。

ただ、人間が行うものだから「心理」も大きく左右します。

 

例えば・・・ですが、調子の良い時(前向きなとき、強気のとき)は、

金利が高い=投資価値が高い」となりますが、心理が冷え込むと金利が高い=リスクが高い」となってしまったりします。

 

リスク回避の動きが強まっているかどうかの指標としては、債券や金価格なども見るとわかりやすいですかね。

同じ商品価格でも「原油価格」は超重要。
中国初の新型コロナウィルスで中国経済の停滞が心配されており、それが世界的な景気減速に繋がるのではないかとの見方から原油も売られています。

 

このブログを書いている今現在ドル/円は108円台後半で推移していますが、新型コロナウィルスで日本がこれほど騒がれているのにもかかわらず、日本にお金が流れてきている。(ドル売り、円買い)

まあ、アメリカよりも日本の方がリスクが低いと思われているのかもしれませんね。

金利が低い(心理がマイナスの時、金利が低いとリスクも低いと判断される場合もある)から・・・といった側面もあると思いますが。。。

 

余談ではありますが、こういったリスク回避の動きが強い時、金価格などが注目を集めたりしますが、日本の円も金利が低くリスクが低い」と判断されることも多く、その場合、「円高ドル安」となる傾向が強いです。

金価格というモノはドル建てで取引されているので、円高になると金価格自体が上がっていても日本の金価格は下がる・・・なんてこともあるので頭に入れておくと良いと思います。

中国発の新型コロナウィルスで中国経済の停滞が・・・ということは、世界経済に波及します。(中国の消費力が強く影響。)それはアメリカも同様。

アメリカ景気が悪くなればもちろん日本経済にも影響は大きい。

 

「個人的にはドル/円(円高)がどのあたりまで進むのか?」

 

というところが注目してみるポイントだと勝手に思って見ています。

新型コロナウィルスが日本でも大きな騒ぎになっていたりしますが、世界から見た際の視点がどうなっているか?がその動きに現れてくるよう思うから・・・です。

 

わかりやすく書けば、日本経済が本当にやばいのであれば、大幅に円が売られ円安になるハズ。なのに実際は逆でドルが売られ、円が買われる円高になっていることを少し不思議に思いましょう!って感じでしょうか。

 

あくまで今のところの個人的な感想ではありますが、 アメリカでのインフルエンザによる死者の数の方が。。。とか、他国においての患者の増加率などと比べたとき、もう少し冷静な判断が出来るような気がしますし、するべきであると思います。