居酒屋経営って難易度高い？居酒屋さん起業編。
２０１９年の４月に居酒屋さんをオープンしてもうすぐ１年。。。
たいした経験もないのでまだ偉そうなことは書けませんが、素人は脱したとは思うのでこんなブログも書いてみます。まあ、素人に毛が生えた程度ではありますが。。。
最近、国とか色んなところが起業とかを勧める風潮が強いですが、個人的には「どうなんだろう？」と思うこともあり、一応の参考にして頂けたら・・・なんて思っています。
「居酒屋経営」といってもピンからキリまであるので、まずは「居心家大黒さん」のケースを書いてみたいと思います。
居酒屋さんなり料理屋さんを始めるのあたり、まず大きな選択肢となるのがそのお店の場所と形態。当初、「賃貸」で・・・と考えていたりもしたのですが、リスクとして撤退する時などのことも視野に入れなければなりません。
居抜きで厨房器具がついている店を賃貸で借りれたりすれば良いですが、新しい厨房機器を購入する場合、賃貸物件なら、退店する際それを安値で買いたたかれる・・・などのケースもあるので難しい選択の一つです。
まあ、全体的に「賃貸」の方が多少、気楽にスタート出来るのだとは思います。
（賃貸が楽というワケではありません。）
ちなみに大黒さんは「物件の購入」からスタートしました。
以前のお店はラーメン屋さんだったので、厨房はフルリニューアル。
油汚れが酷かったので掃除も大変でした。
あと多少、壁紙や床を張り替えたり・・・といった感じでしょうか。
賃貸の場合であれば当初の投下資金も少なくて済みますが、購入の場合は投資金額が非常に高くなります。家賃は払わなくてよいかわりに、借り入れであれば借入金の返済、それに加え固定資産税の支払いなども余分にしなければなりません。
大黒さんの場合は、土地・建物だけで毎月２０万円の返済×１５年
（リフォームや厨房器具その他は経費とは別に・・・です。）
とはいえ、家賃で消えていく賃貸の場合に比べ、最終的には自分の土地・建物になることを考えれば、最悪の場合、「売却や賃貸で貸すことも出来る」・・・という選択肢が出来ます。（まあ、売れるかとか借り手がいるかは別として）選択肢は多いほうが良いので。。。一方、賃貸の場合はその金額すべてが経費に出来る。まあ、どちらにせよ難しい選択なんですけれど。。。まあ、メリット・デメリットは簡単にこんな感じ。
物件購入の場合のメリット
□賃料がかからない
□借入金を返済すれば自分のモノ（資産）になる。
物件購入のデメリット
□賃貸に比べ初期投資が大きくなる
□固定資産税などの支払いが発生する
□借入金の返済は経費にならない。（利息部分のみ経費）
物件賃貸の場合のメリット
□初期投資を抑えることができる（物件取得の場合に比べ）
□家賃を全額経費にできる
物件賃貸のデメリット
□退店時、購入した厨房器具など安く買い叩かれる場合もある
あとスタイルとしては１番ハードルが高いのが、人件費の部分ですね。
オーナーがシェフをして・・・とか夫婦経営などの場合であれば多少、リスクは限定されて来るのかとは思います。
私は料理には全くタッチしませんし、基本スタッフ任せ。
しかも、社会保険にも加入していたりするので最もリスクが高いスタイルと言えます。
そんなお店、ほとんどないですからね。完全に少数派だと思います。
だから他の人のお店にいくと羨ましく感じることが多いです。
「あ～、このスタイルでやりたいな・・・」と何度も思う（笑）
一応、中小企業診断士の勉強をしていたりもしましたし、昔からマーケティングだとか集客とかには興味もあり多少の知識はあるつもりではいましたが、まあ、思い通りにはいかない。
そもそものハードルが高いスタートを切っているので、本人としては生死を賭けるような必死な気持ちでやっているのですが、元々の性格がゆるい感じなので周りに必死さが全然伝わらない（笑）
たまに混んでいる時に来たお客さんに言われるこの言葉。
「儲かって仕方ないでしょ！」
一応、本業が社労士なので従業員の労働時間なども非常に気にしながらやらなければならない。「２連休、ましては３連休を作る居酒屋がどこにあるんだ！」と自分で決めておいて自分で突っ込みたくなります。
「売り上げを取るか労働時間を取るか」これは非常に悩む。
思い切って連休を作るとそういう日に限って必ず「予約の電話」が入ります。
本日もありましたが、泣く泣く断るしかない。
まあ、そんなこんなで普通のお店なら儲かってると思いますが、この店ハードル高すぎるんです！（笑）
でも最初のハードルが高い分、それを超えられた時の達成感は半端ないのかな・・・とも思います。まだまだその光は見えず・・・ですが。
この日記のタイトルが「居酒屋経営奮闘日記」。
頑張って奮闘して行く様子を面白おかしくリアルタイムで書いて行けたらな・・・と思います。
