ピンチはチャンス!の本当の意味?と「明けない夜は無い」な話。
「ピンチはチャンス」とよく言います。
今、世の中は新型コロナウィルスの脅威に晒されており私自身も含め、まさにピンチを迎えている方が多いかと思います。
では逆にチャンスなのか?
そんな私個人が考える話を書いてみたいと思います。
まずはピンチの定義。それは
「過去の経験が全く役に立たない時」
「ピンチがチャンスだ!と言われても、そんなこと全然考えられない時!」
このような状況の時が本当の意味合いでのピンチだと思います。
そういうとき人はパニックになる。不安になる。疑心暗鬼にもなる。
それは仕方ない。それが当たり前の反応だと思います。
で、ピンチはチャンスって書きましたが、一体どんなチャンスなのか。それは
「自分の考えや行動を変えるチャンス」という意味だと私は考えています。
大体、世の中の多くの人が「自分が1番正しい」と考えたりしているモノ・・・です。
まあ、これは年を取れば取るほど、経験を積めば積むほど顕著になります。
でも、本当のピンチというのは先ほども書いたように「過去の経験が全く役に立たない時」・・・なので、自分の考えを変えるしか対応の方法はありません。
そういった意味で、「本当のピンチというのは間違った自分の考えを変えるチャンス」なのだと私は考えています。
そういう自分も震災前は偉そうなことは言える感じではありませんでした。
多少、今よりは若かったから「自分の実力で自分のやり方で。。。」なんて考え行動していたのですが、2011年に東日本大震災が起こり、原発事故による避難で過去の経験が全く役に立たない状況に追い込まれ、それに対応するには自分の考えを変化させるしか無かったと言えます。
まあ、同じ経験をしてもそうでない人も確実に存在すると思うので、それを生かせなかった人たちもたくさんいるとは思うのですが。。。
ちなみに私の場合、「自分のやり方がすべて間違っていたんだ。」とハンマーで殴られたようなほどの衝撃を受けました。
余談ではありますが、私は何か問題があったときすべて「自分に何か問題がある」と考えるようにしています。よくいう「自責」というヤツでしょうか。
だから震災のダメージは本当に大きかった。
一方で「他責」という言葉もあるように「すべての原因は周りにある。」という考えをする方もいます。恐らくそういった人は何も学べていないんだとは思いますが。。。
そういう人はこんな他人のブログ読まないからもっと文句書いても何ら問題ないんですけど(笑)
そんな人の話はおいておくにしても、震災当時私が思ったことは
「絶対にこの震災があって良かったと思える人生にしよう。」
と誓ったことでしょうか。何があっても絶対に震災のせいにはしない。言い訳はしない。そう思えるようにするためには・・・と逆算して行動をしていたように思います。
まあ、過去のブログでも書いていますが、こんな時だからこそ・・・と今持っている資格すべてを震災後に取りましたし、それだけでなく色んな行動、考え方を変えました。
とはいえ、そんなに難しい話ばかりではなく、「今まで嫌だったことをしよう」と思っただけかもしれません。
まあ、レベルの低い話を書けば「飲み会とかが嫌い」だったから、「誘われたらすべて行くようにしよう。」とかそんな程度の話もあります(笑)
ゴルフもたくさん誘われていたけれど、「絶対にやらない」って決めていたから、じゃあやってみようか・・・とかそんなレベル。。。
でもそれをキッカケに知り合いもたくさん増え、人生が変わりました。
その面白さに気づくとどんどん積極的になって来て、それが加速すると止まらなくなります。そうなってくると不謹慎な考えかもしれませんが「震災があって良かった。」と心から思えるような今となったのです。
だから今回もこの新型コロナウィルスの問題も同じように「自分を変えるキッカケにしたい。」と考えています。
「絶対にこの震災があって良かったと思える人生にしよう。」
その思えるようにするためには・・・とやはり同じように逆算して考え、行動していこうと思っています。
余談ではありますが、こういったピンチの時は長期戦覚悟で行くべきです。
過度にマイナス思考になってもいけないけれど、過度にプラス思考でいてもいけない。
無理矢理、前向きにポジティブに行き過ぎると疲れてしまいますから。。。
そして、この問題を「他責」(周りのせい、環境のせい)にしてばかりいると成長のチャンスを逃してしまいます。
「自分に変えられないことでは悩まない。どうせ悩むなら自分の何を変えられるのだろうか・・・」ということで悩みましょう
例えば・・・ですが、政府や行政の対応が悪い・・・とか、コロナウィルスをどうにかしたい・・・と思っても変えることは出来ません。
東日本大震災の津波や原発事故のことなど人間一人の力ではどうしようもないことに悩んだりしても、所詮どうしようもないです。
そんな大きな話ではなくても、「他人を変えることもできません。」
こんなことブログに書いていますが、このブログ他人を変えることなんてそもそも出来ませんし、出来るとも思っていません。
もしこのブログが仮に人の参考になる事があるのだとしたら。もし色んなことに気づけたのだとしたらそれは「その人の元々ある才能」です。これは確実にハッキリ言えます。
「明けない夜はない。」
なんてよく聞く言葉ですが、この言葉を聞くと幼少の時の記憶が今でもリアルに蘇ってきます。小児ぜんそくだった私はいつも発作が起きると呼吸が苦しくて夜はまったく寝れず、ずっと正座したまま朝を迎えていました。(正座が1番楽な姿勢だった。)
なかなかね、夜が明けないんですよ。
眠いけれど、苦しくて寝れない。
親のところにいっても親は寝ているからずっと一人で朝を待っていました。
恐らくこれから皆さんも大変のことも多いとは思いますが、それでもやっぱり明けない夜はない。過度に心配しすぎることなく、また過度に前向きになることなく、冷静に今自分に出来ることをたくさん悩んで乗り越えて行きましょう!